皆さん。決まった期間引き出しは出来ないけど、その分金利が高くなる定期預金って利用されていますか?
私は以前普通預金よりはましかなと思い、地方銀行で5年間の定期預金を組んで利用していました。当時の私ははネット銀行は危ないってイメージしかなかったので、そんなに金利が貰えるの!?と喜んで預けていました。
と話がそれそうなので本題に戻ります!
実は仮想通貨(暗号資産)にも定期預金のようなものがあればいいなと調べていると、ちょっと内容は違いますがレンディングと言われるサービスを発見しました!1~5%と高い利息が付くのです!
銀行の利息は0.001%なので1000倍以上の利息が!?これは怪しいサービスなのではと疑う方も多いと思うので、今回はレンディングとは本当にお得なのか、安全なのか解説していこうと思います。
目次
レンディングとは?

レンディングとは貸仮想通貨のことで、所持している仮想通貨(暗号資産)を取引所などを仲介して貸し出し利息を受け取るサービスのことを言います。
レンディングのメリットとは?
レンディングのメリットは、
- 利息による利益の増加
- 空き時間に稼げる
- 取引の手間がない
が挙げられると思います。
通常通り仮想通貨を預けておいても、特に金利などは付かないと思います。それがレンディングを行えば、貸し出した利息が得られます。また貸し出している間は特に何もする必要がなく、空き時間に何も手間がなく利益を得られるようになります。
レンディングのデメリットとは?
貸し出しておくだけで3~5%もの利息を受け取れるレンディングですが、もちろんデメリットもあります。
- 価格変動によるリスク
- 貸し出した取引所が倒産するリスク
この2つが挙げられます。
特に仮想通貨(暗号資産)は価格変動が激しいので、貸し出し期間終了したら価格が大暴落している可能性もあります。※貸し出し時「1ビットコイン=500万」→期間終了後「1ビットイン=250万」となった場合、下落している途中で円に換えたくても貸し出し期間中なので下落を黙ってみているしかないです。(実際には途中解約可能なところもありますが、ペナルティがあります)
また預金などとは違い保障などないので、貸し出していた仮想通貨(暗号資産)がなくなることになります。
レンディングができる取引所について
レンディングは取引所によって貸し出す期間と利息のパーセンテージがそれぞれ設けられています。レンディングサービスを行っている取引所を紹介すると共に、詳細について確認をしてみましょう。
GMOコイン
日本の取引所の中で手数料が抑えられる取引所「GMOコイン」でレンディングは可能です。期間や利息は貸し出す仮想通貨(暗号資産)によっても異なり、
GMOコイン | |
期間(利率) | 1ヶ月(年率1%)・3ヶ月(年率3%) |
受付時間 | 24時間 365日 (メンテナンス時を除く) |
取り扱い仮想通貨 | ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュ ライトコイン・リップル・ネム ステラルーメン・ベーシックアテンショントークン・オーエムジー テゾス・クアンタム・エンジンコイン ポルカドット・コスモス (合計14種類) |
最小貸し出し数量 | 各仮想通貨により異なる (ビットコインの場合:0.1BTC / 回) |
貸借料付与日 | 償還時 |
中途解約手数料 | 途中解約可能 ( 償還時に受取予定の貸借料の10% ) |
1ヶ月で年率1%、3ヶ月で年率3%(利息は1年を365日として日割り計算)が基本のプランで、各仮想通貨(暗号資産)によって最小・最大貸し出し数量や単位が違うようです。
また最悪の場合、中途解約が可能です。
※GMOコインでレンディングを行うには、GMOコインの口座が必要になります。
coincheck(コインチェック)
利息最大5%と利率の高さが人気のコインチェックです。
coincheck | |
期間(利率) | 14・30・90・180・365日間(最大5%) |
受付時間 | 枠が空き次第(貸し出し枠に制限あり) |
取り扱い仮想通貨 | ビットコイン・イーサリアム・イーサリアムクラシック リスク・ファクトム・リップル ネム・ライトコイン・ビットコインキャッシュ モナ・ステラルーメン・クアンタム ベーシックアテンショントークン・ISOT・エンジンコイン オーエムジー (合計16種類) |
最小貸し出し数量 | 10,000円相当 |
貸借料付与日 | 償還時 |
中途解約手数料 | 途中解約不可 |
最小2週間~最大1年間の貸し出しが可能で、利率最大5%となっております。他社が最大3%の中、5%と利率が高いので人気となっております。
ただしGMOコインと違い途中解約が絶対にできないので注意が必要です。
※コインチェックでレンディングを行うには、コインチェックの口座が必要です。
bitbank(ビットバンク)
法人契約として優秀なビットバンクですが、こちらもレンディングサービスを行っています。
bitbank | |
期間(利率) | 1年間(最大3%) |
受付時間 | 枠が空き次第(貸し出し枠に制限あり) |
取り扱い仮想通貨 | ビットコイン・イーサリアム・ライトコイン リップル・ビットコインキャッシュ・クアンタム モナ・ビットコインキャッシュ・ステラルーメン ベーシックアテンショントークン (合計10種類) |
最小貸し出し数量 | 各仮想通貨により異なる (ビットコインの場合:1~10BTC / 回) |
貸借料付与日 | 償還時 |
中途解約手数料 | 途中解約不可 (条件によって解約可能) |
ビットコインの場合は1BTCを1年間貸し出しからスタートなので、かなりハードルが高いです。
また中途解約も死亡もしくは倒産以外には認められず、認められても5%の手数料は取られます。
※ビットバンクでレンディングを行うには、ビットバンクの口座開設が必要です。
SBI VC トレード
SBIグループの取引所です。個人口座では手数料や送金手数料が安いです。
SBI VC トレード | |
期間(利率) | 84日間(年率1%) |
受付時間 | 枠が空き次第(貸し出し枠に制限あり) |
取り扱い仮想通貨 | ビットコインのみ ※2021年9月現在 |
最小貸し出し数量 | 0.1BTC |
貸借料付与日 | 償還時 |
中途解約手数料 | 途中解約不可 |
ビットコインのみの取り扱いで、84日間という期間のみです。他の仮想通貨(暗号資産)や貸し出し期間などは現在準備中ということです。
※SBI VR トレードでレンディングを行うには、口座開設が必要です。
【結論】利息だけを考えるならお得だけど、価格変動に注意が必要!
レンディングの特性上、長期期間保有をする予定で預けておくならば確実にお得だとは思います。ただし仮想通貨の価格変動が大きいので、そちらのリスクを背負う必要があります。

仮想通貨(暗号資産)の中で一番有名なビットコインは5年間でこれだけ価格が変動をしています。
このチャートを見る限りは全体的には価格上昇が続いているので長期保有でも大丈夫かと思いたいですが、今後もこれが続くかは正直分かりません。
自分が背負えるリスクを考えた上で、いきなり長期から始めずに短期間から初めてみてはおかがでしょうか。
ちなみに今回は日本の取引所のレンディングのみ紹介しましたが、海外取引所のバイナンス(世界1の取引所)もレンディングを行っております。バイナンスのレンディングは種類があり、少しややこしいです。
またの機会に紹介しようと思いますので、合わせてご確認いただければと思います。